自己実現は良いとされています。
しかし、それが本当にそうなのか?
今一度問い直す必要があります。
日本ではいまだに空海は人気があります。
空海は「即身成仏」つまり「努力すれば生きたまま仏になれる」
との考えを確立しました。日本に「努力」を根付かせた人です。
一方、このような時代になって、
親鸞の「歎異抄」が見直されています。
「悪人正機」つまり「努力ができない人ほど正しい」との考えです。
仏は「努力して自立するより、仏に身を任せる人」が好きなのです。
極端な例ですが、科学者が努力して核兵器ができました。
いろいろな人が努力して、様々なシステムができました。
別に悪いとは言いません。でも、影の部分はあると思います。
自己実現のために努力している人はそのことを理解しなければ
なりません。自分が頑張って、苦しむ人もいるのです。
また、自分が好きなことをやっているために、
嫌な仕事をやっている人もいるのです。
努力している人は謙虚にならなければなりません。
また、私は自己実現の代償は大き過ぎではと思っているのですが、
ユングも同じようなことを言っています。
自己実現するためには様々なものを捨てなければなりません。
それでないと中途半端になってしまいます。
しかし、私はあまりそのような生活は薦めません。
私は自己実現のために多くのものを捨ててきました。
私がそうしたのは、そうしないと私は生きられないからです。
できれば私も普通の生活がしたいといつも思っています。
でも、それができないのです。
私は頑張って努力する必要は全くないと思っています。
努力なんてのは努力しないと生きていけない人に任せれば
いいのです。
そんなに自分自身を追い詰める必要はありません。
リラックスして、やさしい気持ちになった方が、
ずっといいと思います。
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